AutoCad早業集 トラブルに対応する

AutoCadは何かとトラブルの多いソフトです。今までに何度作業途中で落ちたかわかりません。何度も対処している内にどうやったらトラブルを未然に防げるかや、トラブルが起こっても復旧ができるようになってきたので、ここでトラブルの対処法などまとめておこうと思います。AutoCadはLT2018で解説しています。各画像はクリックすると拡大されます。

トラブルが起こる前に自動保存をしておく

初歩の初歩ですが、一応書いておきます。AutoCadは自動保存で自動保存ファイル(sv$)を作成してくれます。オプションで自動保存ファイルの時間を指定できるので、ここで確認しておいてください。30分などは長すぎるので、私は5分にしています。10分でも戻るとかなり痛手です。

POINT
オプションは画面で右クリック>一番下にあります。

自動保存の場所は同じくオプションで見ることができます。大体Cドライブ>User>AppDate>Local>tempファイルに自動保存ファイル(sv$)ができていると思います。(ウィンドウズの場合)

上記画像の赤枠内の+マークをクリックすると、自動ファイルの保存場所が確認できます。

拡張子が.sv$になっているものが、自動保存ファイルです。データが落ちたりしたときに直近で作成されている自動保存ファイルを探します。

そして、拡張子を.sv$から.dwgに変更すると通常のdwgファイルになります。

AutoCadの更新 アップデートを確認する

何かとトラブルの多いAutoCadですが、それはソフトのアップデートをしていないからかもしれません。

AutoDeskのページでバグが修正されたアップデートファイルがたまに上がっているので、そこで自分の使っているバージョンのアップデートファイルがないか確認してみてください。

私は個人でやっているので、自分で確認していますが、会社の場合はCADを管理している人に確認してみてください。バグが多い場合はアップデートが原因かもしれません。

AutoDeskはアップデートするファイルが出ていてもメールで通知などがないので、私はちょくちょくAutoDeskのページで確認しています。

グラフィックドライバーを更新する

一時期いきなりCADが落ちる現象が多発したことがあります。ファイルに原因があるのだと思っていたのですが、どうもグラボのドライバーが原因だったようです。

グラボのドライバーもメールで通知などはないので、自分で確認する必要があります。私はQuadroを入れていますが、ドライバーの新旧が結構影響するようです。

いきなり落ちる現象はドライバーの更新でなおりました。

ドライバーの確認はデスクトップの画面で右クリックNVIDIAコントロールパネルがあると思います。(NVIDIAのグラボが入っている場合)

NVIDIAコントロールパネルを開くとシステム>ドライバのバージョンがあるのでそこで確認します。更新マークがありますが、これをクリックすると更新に時間がかかるので私はNVIDIAのページでドライバーをダウンロードしています。

ファイルをリカバリーする

作業をしていて何か変だなと思ったときはとりあえずファイルをリカバリーしています。治らないこともありますが、治ることもあります。リカバリーするとエラーの数などが表示されます。

POINT
データ自体は軽いのにやたらと動きが遅いときがあります。その時はハッチングが原因かもしれません。一度図面の中に細かいハッチングがないか確認してみてください。

AECオブジェクトを除外する

AECオブジェクトというものがあります。AECオブジェクトは、AutoCad純正のオブジェクトではないものです。このAECオブジェクトが図面に入っていると変に重くなる原因になるようです。AECオブジェクトは正規のDWGファイルで作られていないデータのオブジェクトをコピーしたときとかに紛れ込みます。そんなに遭遇するわけではありませんが、一応紹介しておきます。

対処する方法は、

  • ファイル>書き出しで図面をdwgで書き出す。
注意
dwgで書き出す場合は元の図面をコピーして残しておいてください。

 

AECオブジェクトが入ってしまうと、図面内でも何がAECオブジェクトかわからないので、張り付ける前に確認しておいたほうが無難です。

AECオブジェクトが含まれる図面は開くときに下記のようなメッセージが出てきます。

  • eTransmit Loading AEC Base ExtendedのDWSファイルサポートを登録できませんでした。
  • このアプリケーションは、この操作に参加しているAECオブジェクトの混合バージョンを検出しました。

最近はBIMや他のcadなど色々なソフトで作図されているので、データを張り付ける場合はAECオブジェクトが含まれているか確認したほうがいいです。

他には AECTOACAD というコマンドがあります。

AECオブジェクトが含まれている図面で動きがおかしいときは一度試してみてください。

元のデータはコピーして残しておいてください。

システム変数

AutoCadにはシステム変数というものがあります。このシステム変数が作業中に勝手に変わることがあります。影響の小さいものもありますが、たまになんで?となることがあります。

例えばミラーを文字にかけたときに文字が鏡文字になることがあります。

それはシステム変数の MIRRTEXTの数値が変わっているためです。(デフォルトでは0)デフォルトに戻すと治ります。

システム変数のエラーはググると大体わかるので、システム変数が変わっている場合はググってみてください。また時間があればシステム変数一覧を作ってみようと思います。

自分で意図せずシステム変数が変わった場合は一度保存して、AutoCadを閉じてください。開いたら治っている場合があります。

PCの掃除

CADの話ではありませんが、PCは埃がたまらないようにしておいたほうがいいです。

最近の話ですが、いきなりPCが落ちるようになりました。PCの吸気口を見ると埃でふさがれていました。夏になると気温が上がるので、デスクトップですが、熱落ちしたようです。それが原因かはわかりませんが、とりあえずそれで治りました。

忙しくても、掃除は大事ですね!

まとめ

私が今までに遭遇したトラブルの対処法を紹介してみました。原因はどれもわからないのですが、とりあえずトラブルが起こったときは色々試してください。

色々試している内にまた新しいトラブルが出てきますが、その時はその時で何とかなります。